かめざわクリニックは春日井市の委託事業として予防接種を行っています。
予防接種は文字通り病気を予防するために行うものです。
現在予防接種法にて行われている予防接種は14種類に及びます。このうち行政の負担で接種するのは6割程度です。
これらの病気は症状が非常に重くなり、時には死亡したり重篤な後遺症を残したりします。
そのため主に市町村から接種券を発行し、本人に通知して日本国民全員に接種することを目標としています。
残りの7種類は任意接種で個人の負担で行われます。これにはインフルエンザ、おたふく風邪、水痘症などがあります。
これらは罹っても死亡することや重篤な合併症を残さない病気や感染の機会が限られているものです。
しかしインフルエンザは肺炎や死亡例の報告が近年相次ぎ、欧米ではすでに公的負担で接種しており、日本でも公的負担での接種が議論されています。
予防接種の功績としてジェンナーによって始められた種痘やポリオ生ワクチンがあります。これらは地球上から種痘を根絶させ、日本から小児麻痺を一掃しました。
一時期、副作用が問題となり予防接種の接種率が低下しました。その結果、百日咳の流行を招き多くの子供が犠牲になりました。その数は予防接種の副作用によるものとは比較にならないほど大きなものでした。
そのための法律が改正され、現在の形態になっています。万が一、予防接種にて重篤な副作用が出た時の救済処置も法律に組み込まれています。
現在の予防接種は副作用もかなり低くなっています。副作用があるからといって予防接種を止めてしまうと、病気になる確率が高くなります。それは副作用とは比較にならない数字です。
ですから必ず予防接種は受けることをお勧めします。
予防注射種類 | 二種・三種混合、麻疹、風疹、日本脳炎、おたふく、水疱瘡、インフルエンザ、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がん、A型・B型肝炎等 |
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